和装小物

2022.12.4

着物の肌着とは?肌襦袢と裾除けの特徴や選び方、半襦袢との違いなどを解説

着物の肌着とは?肌襦袢と裾除けの特徴や選び方、半襦袢との違いなどを解説

現代社会において、肌着を着けずに服を着ている人はいませんよね。
着物でも同じです。
ところで、着物を着るときにどんな肌着を着ればいいのか、迷っている人はいませんか?

洋服と着物では、肌着の種類が異なります。
肌着は、着物をきれいに着るためにも、快適に着るためにも、なくてはならないものです。

けれども、「〇〇襦袢」というものが多すぎて、何が何やら分からない、という人も多いのではないでしょうか。
また、上に着る着物に合わせて、肌着にもTPOがあるのではないか。
補整はどうすればいいのか。
暑い日、寒い日は何を着たらいいのか。
何かと悩ましい「着物の肌着」について、徹底的に解説します。
肌着を上手に選んで、気持ちよく着物を着ましょう!

着物の肌着とは?

ここでいう着物の肌着とは、着物の下に着る長襦袢の、さらに内側に着るもの全般を指します。

肌着には主に二つの機能があります。

肌着の特徴

1.着物や長襦袢を汗や皮脂汚れから守る機能

絹の着物や長襦袢、そして帯は、自宅で洗うことができません。
着物や長襦袢、帯に汗や皮脂が付いたら、プロにお手入れを依頼しなくてはなりません。
費用もかかりますし、お手入れを怠ると、のちのちシミや黄変が出てしまい、ダメージが大きくなってしまいます。
肌着を着ることで、汗や皮脂汚れが着物や長襦袢、帯に付くのを防ぐことができるのです。

2.着物をきれいに着付けるためのベースメイク機能

昔の人に比べて、現代日本人は欧米人に並みにメリハリのある体型の人が増えています。
着物は洋服のような立体裁断ではなく、直線裁ちの平面の布を体に着付けていくため、凹凸があるときれいに着られません。
そこで、着付けるときに腰回りや胸元など、くびれたりくぼんだりしているところを埋めて補整することがあります。
肌着や補整によってベースメイクをしてから着付けることで着姿が美しくなり、また着崩れも防ぐことができるのです。
和装ブラジャーや補整機能がついた肌着も多く出回っています。
補整はあくまでも体のラインを整えることが目的ですから、必要に応じて体型に合わせたものを選ぶことが大切です。

そのほか、特に女性が着物を着る際に忘れてならない機能としては「身八つ口から素肌が見えないようにする」ことも挙げられます。
女性の着物や長襦袢をよく見てみると、脇縫い部分が大きく開いていますね。
これを「身八つ口」といいます。
電車に乗って吊り革をつかんだときなどに、この身八つ口から素肌が覗いてしまう危険があります。
着物を着るときには極力素肌を見せないことが望ましく、袖口から腕が見えたり、歩いているときに裾から足が見えたりしないように気をつけます。
ましてや脇から素肌が見えてしまうことは避けたいものです。
肌着を着けることでそうした事態を防ぐことができます。

肌着の基本となるのは、「肌襦袢+裾除け」です。
どちらも汗や皮脂汚れを防ぎ、家庭の洗濯機で洗うことができるので、着物や長襦袢を傷めず快適に過ごすための必需品です。

肌襦袢は、晒木綿や麻などで作られ、半袖、前開きになった上半身用の肌着です。

上半身用の肌着

長襦袢や半襦袢とは異なり、半衿を付けず、着たときに衿ぐりが大きく開くのが特徴です。

一方、長襦袢や半襦袢は、半衿を付け、肌襦袢(肌着)と着物の間に着ます。
袖も着物同様に袂(たもと。袖の下の袋状になった部分のこと)が長いのが特徴です。

長襦袢

特に後ろ衿を大きく抜く花嫁衣裳向けには、より衿ぐりが大きく開いたものも販売されています。
晴れ着用ではないので、普段着着物の肌着としても使えます。

裾除けは、巻きスカート状になっている下半身用の肌着です。

下半身用の肌着

汗や皮脂汚れ予防のほか、女性ならではの悩ましい汚れを防ぐ効果もあります。

裾除けには、
・綿100%のもの
・綿100%の腰布+ポリエステルのもの
・綿100%の腰布+キュプラ(ベンベルグ®)
といったものが出まわっています。
腰布はしっかりした綿(晒など)で出来ており、お腹周りの汗を吸収するほか、腰やおなかを支えるガードルの役目も果たします。

上記の3種類のもののうち、一番お薦めなのはベンベルグ®を使ったものです。
綿100%の裾除けは、裾捌きが悪く、ポリエステルは静電気が起きやすいため、こちらも裾捌きに難があります。
一方、ベンベルグ®(=キュプラ)は、コットンから生まれた再生セルロース繊維で、滑りが良く、吸放収性があり、静電気が起きづらいという特徴があります。
この裾除けを長襦袢の下に着ることで、裾捌きを良くする効果もあります。

ベンベルグ®も冬場には多少、静電気が起きることがありますが、裾除けに静電防止スプレーを吹き付けると、裾捌きが良くなります。

※ベンベルグ®は、旭化成の登録商標です。

歴史上最初の肌着は『小袖』

現代の私たちが着ている“着物”は、もとは“肌着”でした。
こういうと驚かれる人も多いかと思いますが、私たちにとっての「着物」は、その昔、「小袖」と呼ばれていたものでした。

小袖とは、袖口が小さく縫い詰まったもので、これに対して当時表に着ていたものは、束帯や十二単などに見られるような「大袖」と呼ばれる、袖口が大きく開いたものでした。この装束の下に、小袖を肌着として着ていたのです。
神社で白小袖に袴の巫女さんを見たことがあると思いますが、まさにあれが当時の「小袖」です(今の巫女さんは、白小袖の下にも肌着を着けていると思いますが……)。

袴の巫女さん

ちなみに、巫女さんに限らず、神社では男女とも「小袖+袴」は作業着です。
神官が祭祀を勤める際には、このような「小袖+袴」の上に正式な装束を重ねますし、公家も大袖を重ねていたのです。

こうした着方は文献が残る公家や武家の装束でのことなので、庶民は肌着を身に着けずに麻などの着物を直接身に着けていたと考えられます。

武士の台頭により戦乱が繰り返される中で、機能的とは言えない大袖などの装束にとって代わり、小袖が表着として普及するようになります。

本来、白生地で作られていた小袖は、安土桃山時代や江戸時代に染織技術が発達したことで、装飾性の高いものとなりました。

一方、ローマに派遣されていた天正遣欧使節団の4人の少年たちが8年間の外遊からの帰路、インドのゴアで宣教師から「gibão」(ジバオ/ジバゥン)を寄贈されます。

天正遣欧使節団

「gibão」とは15~17世紀にヨーロッパで着られていた、短い着物形のシャツのことです。
袖がないものが多かったようですが、「gibão」に漢字の“襦袢”を当て、これに袖を付けて「南蛮襦袢」と呼んだものを小袖の下に着ることが御殿女中の間で広まったのだそうです。
これが現代の長襦袢の始まりと言われています。

江戸時代に町人たちが経済力をつけて華美な着物を着るようになると、幕府はたびたび奢侈禁止令を出しました。
町人たちは表着には一見地味に見えるものを着、見えない長襦袢は華やかにしておしゃれを楽しむようになります。
袖口や、歩いたときなどに足元からチラリと見える長襦袢の美しさを競うようになったのです。

江戸時代

また小袖の表着化と、室町時代から江戸初期にかけて各地で始まった木綿栽培によって、比較的安価な木綿が手に入るようになったことで、襦袢の下にも現代の裾除けのようなものを着用するようになっていきます。

女性が着物の下に着る肌着の種類

現代女性が着物を着るときに、どんな肌着が必要になるのでしょうか。
肌に近いものから順に紹介しましょう。

和装ブラジャーとショーツ

着物を着るときには、胸を盛る必要はありません。
トップバストとアンダーバストの高低差がないほうがきれいな着姿になります。
「和装ブラジャー」を着けると、胸元がすっきりするのでお薦めです。
胸の谷間があると衿元が崩れやすくなりますが、和装ブラジャーで胸を押さえることで、衿の着崩れも防げます。
和装ブラジャーの代わりに、スポーツブラを着けたり、晒を巻いたりしてもOKです。
ワイヤー入りのブラジャーは、帯を巻いたときに肌にワイヤーが食い込み、苦痛を伴いがちなので避けましょう。

ショーツは、ローライズのものがお薦めです。
股上が深いショーツだと、トイレに行ったときなどに脱げなくなってしまいます。
また、着物は意外とお尻のラインを拾うので、ラインが響かないシームレスタイプやティーバックのショーツを選ぶようにしましょう。

肌襦袢と裾除け

先にお話ししたとおり、肌襦袢と裾除けは肌着の基本となるものです。

まず「裾除け」を着付けます。
多くの裾除けは、腰回りにくる“腰布”には晒などの木綿、その下は木綿や、ベンベルグ®などのすべりやすい素材で出来ています。
裾除けの腰布部分の中央を腰に当てて、端を左右それぞれに持ち、右手→左手の順におなかに巻きます。
この順番を間違えると、長襦袢や着物を着たあとで非常に歩きづらくなりますので注意しましょう。
紐をおなかの前で結んで留めます。
あまり強く結ぶとあとで苦しくなるので、脱げない程度に留めれば大丈夫です。

肌襦袢は、素肌の上、あるいは和装ブラジャーやスポーツブラを着けた上に着ます。
着るときには後衿を引き、裾除け同様、前身頃を右→左の順に深く合わせるようにしましょう。
肌襦袢には紐が付いていませんが、前身頃を合わせたら、紐で留める必要はありません。
ブラジャーのワイヤー同様、皮膚に近い部分に紐がくると肌に紐が食い込んで痛みを感じることがあるので、紐は使わない方が快適です。

補整下着や補整具

補整下着や補整具

着物の着付けには補整が絶対に必要だと思っている人も多く、さまざまな補整具や補整付きの肌着が商品化されています。
しかし補整は、絶対に必要なものではありません。

着物の補整は、体の凹凸を埋めてなだらかにし、「着姿をきれいに整えるため」にするものです。

体型は人それぞれです。補整なしできれいに着られる人もいます。
腰のくびれが大きければタオルや腰パッドを当て、デコルテが気になるならば薄い手ぬぐいやカット綿を使うなど、ご自身の体型に合わせた道具を選んで工夫をする必要があります。

腰パッド

補整下着や補整具に頼りすぎて、“着太り”してしまうこともあるので、注意しましょう。
迷ったらプロに体型をチェックしてもらったり、いろいろな道具を試したりして、自分に合ったものを使うようにしたいものです。

また、補整下着や補整具は、ものによって着けるタイミングなどが異なります。
間違った着け方をすると商品説明書をよく読んで使用するようにしましょう。

肌襦袢の代用品

肌着は外から見えないので、快適に着られるものであれば肌襦袢でなくても構いません。
肌襦袢以外のお薦めの肌着をご紹介します。

楽屋着

肌襦袢の代わりに、「楽屋着」と呼ばれる、前ホックのシャツ型肌着も便利です。

楽屋着は、もともと役者が楽屋で着替える際、化粧やセットした髪が崩れないように着る肌着です。
衿ぐりも大きく、綿素材で作られているので汗や皮脂汚れを防ぎ、家庭で洗濯も可能です。

あしべ織汗取り肌着

「あしべ織汗取り肌着」は、葦(アシ)の芯の部分を紡いだ“燈芯”を使った肌着です。
燈芯とは、ろうそくの芯のこと。“天然のスポンジ”とも呼ばれるほど吸湿性に富んだ繊維です。

「あしべ織汗取り肌着」は、このスポンジ状の繊維を、背中からおなか回りとわきの下の部分に使用しており、汗が気になる夏場はもちろん、冬は防寒性もあり、一年中使える肌着です。
胴回りが薄いキルティング状になっているので、補整肌着としても使えます。
家庭で洗濯でき、しかも乾きが早いのも特徴です。

衿ぐりの広いインナー

ユニクロのエアリズムやヒートテックなどのインナーも、着物の肌着として着ることができます。

注意したいのは、着物(長襦袢)は衿を抜いて着ますので、衿ぐりが広いものを選ぶ必要があります。

また、袖口から見えるのも困りものです。
キャミソールやタンクトップ、Tシャツタイプのものがお薦めですが、冬場に長袖のものを着るならば、袖をまくり上げるという手があります。

裾除けの代用品

裾除けにも代用品があります。
どのようなものがあるのか、みてみましょう。

東スカート

東スカートは、スカートのように筒状になった裾除けです。
筒の中に両足を入れ、あとは裾除け同様に腰に巻き付けます。

一般的な裾除けと違い、筒状になっているため激しい動きや強い風が吹いたときにもはだけないため、踊りをする人たちに愛用されています。
ベンベルグ®を使ったものは裾捌きも良く、快適です。

ステテコ

ステテコは、特に真夏の着物ライフにお薦め。
太ももどうしが汗でべたつくのを防ぐため、古くから愛用者の多いアイテムです。
麻や楊柳、さらりとした新素材のものも増えています。

近年、レディースのおしゃれな夏場のルームウェアなどとしても人気が出てきたステテコですが、ローライズのものを選びましょう。
股上の深いものは、トイレなどでの脱ぎ着が大変なのでお薦めできません。
もしも股上の深いものを履く場合には、腰履きするようにしましょう。
また、歩くときに着物の裾から覗くことがあるので、色柄も考慮したいものです。

ペチコート

スカートやワンピース用のペチコートも、着物の下半身用の肌着として使えます。
できるだけ長さのあるものを選ぶようにしましょう。

また、着物用のペチコートも商品化されています。
腰回りにガードル機能を付けたものは、おなかまわりをすっきりと整えてくれます。

初心者におすすめの一体型肌着

着物用の上下一体型の肌着は、一枚あれば肌襦袢と裾除けの役割を果たすので、特に初心者にお薦めです。
ゆかた用だと思っている人もいるようですが、肌襦袢や裾除けと役割が同じなので、通年使うことができます。

和装スリップ

着物スリップ、ゆかた下などとも呼ばれる、上下一体になった肌着もさまざまな商品が販売されています。
比較的安いものが多いので、一枚持っておくと便利です。

ワンピース/ユニペッチ

ワンピース型の肌着は紐を使わないため、着付けが簡単です。
汗取りパッド付きのものや多少の補整機能が付いたものなど、さまざまなものが出ているので、自分に合ったものを選びましょう。

前開きになっていないものが多いので、ついTシャツ同様に上からかぶってしまいがちなのですが、これはNGです。
ワンピース型の肌着を着るときは、せっかくきれいにまとめた髪型やメイクが崩れないように、足元から肌着を着けます。
そのためにも、できるだけ衿ぐりが開いたものを選ぶことが大切です。

季節で選ぶ着物の肌着

近年、世界中で温暖化が進んでいますが、特に日本は、夏には亜熱帯化しており、一方冬は厳しい寒さとなっています。

着物は袷(あわせ)→単衣(ひとえ)→薄物→単衣→袷、と季節によって着るもののサイクルがありますが、従来どおりでは、暑すぎたり寒かったりで、着物を楽しむどころではなくなってしまいます。

そこでまず、表に見えない肌着で調整することが、着物で快適に過ごす上では見過ごせません。
季節に応じた肌着が出ていますので、試してみてください。
表に見える着物は、季節によって袷(あわせ)→単衣(ひとえ)→薄物……と変える必要がありますが、肌着はご自身の体感や体調に合わせて構いません。

重ね着したくない!夏におすすめの肌着類

蒸し暑い夏場は、できるだけ重ね着をせずに快適に過ごしたいものですよね。
けれども、絹の着物や長襦袢にとって汗は大敵なので、肌着は必需品です。

先に紹介した「あしべ織汗取り肌着」のほか、いろいろな汗取り肌着が出まわっています。
汗取り機能付きの和装ブラは、脇汗対策にもなります。

和装ブラの上に、半衿の付いた半襦袢を重ね、下半身はローライズのステテコにすると、普段よりも重ね着する枚数が減るのでお薦めです。

なお、夏に特に注意したいのは、下半身です。
盛夏の着物は薄くて、うっかりすると脚が透けて見えることがあります。
少しでも肌着を減らしたいところですが、ローライズステテコや絽の裾除けなどは、ぜひ着けてください。

また、上半身に和装ブラ機能のある着物スリップなら、これ一枚着れば済むので、より快適です。

寒さに負けない!冬におすすめのあったか肌着類

着物は何枚も重ね着するもの……とはいえ、冬は意外と寒さが気になるものです。

防寒対策用の肌着も多く出ています。
特に、東レのソフトサーモ®を使った「ひーと+フィット®」シリーズや、旭化成のサーモギア®素材を使った「あったかLINE®」シリーズは、多くの着物好きに愛用されています。

「ヒート+ふぃっと®」シリーズには、足先の防寒対策用商品もあります。

また、アウトドア用のウール下着や、ユニクロのヒートテック下着などを上手に活用することもお薦めです。

冬場に注意しなくてはならないのは、「静電気」です。

静電気

異なる素材の布どうしが擦れ合うと、静電気が発生します。
足元に裾がもつれたり、ひどくするとパチパチしたりして、大変不快なものです。
たとえば、ウールや絹はマイナスの電気を帯びやすく(放電)、ポリエステルやアクリルはプラスの電気を帯びやすい(帯電)素材です。
異なった電気の性質が重なったときに、静電気が発生しやすいので、絹の着物とポリエステルの襦袢、といった重ね方は避けましょう。

制電機能のある素材の肌着を選んだり、肌着に静電防止スプレーをかけたりしておくと安心です。
(静電防止スプレーは、着物にかけるとシミになる恐れがあります。かける場合は肌着に使用しましょう)

男性着物のおすすめ肌着

男性の肌着も、考え方は女性と同じです。
長襦袢や半襦袢の下に肌着を着けることで、長襦袢や着物に汗や皮脂汚れが移るのを防ぎます。

男性向けのお薦めの肌着についてご紹介しましょう。

肌襦袢とステテコで気軽に

男性の場合、肌着の基本となるのは「肌襦袢」と「ステテコ」です。

この上に、長襦袢や半襦袢、着物を重ねて着ます。

肌襦袢の代わりに、普段着ているVネックのアンダーシャツやランニングでも代用できます。
パンツも普段のもので構いません。

肌襦袢いらず!Tシャツ半襦袢

男性の肌着には、「Tシャツ半襦袢」という便利なものもあります。

Tシャツに半衿が付いたもので、素肌の上に着るだけでOK。さらに長襦袢や半襦袢を着る必要がありません。
暑い夏にはこれ一枚で済むので、快適です。
もちろん、家庭で洗濯することができます。

まとめ

着物の肌着は、汗や皮脂汚れから着物や長襦袢などを守り、着姿を整える機能を持っていることをお伝えしました。
また、より快適な着心地を求める人たちのニーズに応えるため、さまざまなものが商品化されています。
肌に直接触れるものなので、吸放湿性や保温性、肌触りやお手入れのしやすさが大切なポイントとなります。
快適さや使い勝手の良し悪しは、人によって感覚がまちまちなので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。