同窓会には着物!成人式後から還暦の同窓会まで年代別おすすめコーディネートを紹介

同窓会には着物!成人式後から還暦の同窓会まで年代別おすすめコーディネートを紹介

懐かしい恩師や同級生と久々に会える同窓会に、着物で出席したいと思っていませんか?

しかし、
「当日までの準備は? 何から始めればいい?」
「何を着ていけばいいのかわからない!」
「年齢ごとに着ていく着物に決まりはあるの?」
と、疑問を抱く方も多いですよね。

今回は同窓会に向けた準備から年代別におすすめコーディネートまでご紹介します。
最後に当日気を付けたい着物での所作もまとめていますので、最後まで読めば同窓会での立ち振る舞いでワンランク上の女性をアピールできますよ。
ぜひ参考にしてください。

同窓会に着物で出席するには?

同窓会に着物で出席すると決めたら、着物を決める前に以下の項目をチェックしておきましょう。

  • 会場の格式・ドレスコードに合わせる
  • 同窓会の開催時期を確認する
  • 同窓会に着ていく着物を用意方法を決める(手持ち/レンタル)
  • 着物には格と仕立てがあるため、会場と開催時期に合わせて選ぶ必要があります。
    間違えた選択をして恥ずかしい思いをする可能性もあるため、着物選びはしっかりと行うのがおすすめです。

    会場の格式・ドレスコードに合わせる

    同窓会の会場は必ず確認するべき項目です。
    ホテルでの立食パーティーと、居酒屋での同窓会ではだいぶ印象が変わります。

    以下に同窓会で使われる主な会場ごとに着物の目安をまとめました。

    会場 着物
    ホテル 訪問着・付け下げ・色無地
    紬の訪問着
    レストランやラウンジ 付け下げ・色無地・江戸小紋
    居酒屋などカジュアルな雰囲気 小紋・紬など
    訪問着でも◎

    会場だけでなく、ドレスコードの有無も必ず確認しましょう。
    ドレスコードとはTPO(時と場所と場面)に合わせた服装のことで、同窓会の会場はほとんどが略礼装(インフォーマルかスマートカジュアル)です。

    当日のお店が既に知らされている場合は、お店の名前で検索するとだいぶ雰囲気を掴めます。電話でドレスコードを尋ねるのもおすすめです。

    TPOに合わせた着物の種類を知りたい方はこちらも参考にしてください。

    同窓会の開催時期を確認する

    会場とドレスコードとともに大切なのは、同窓会の開催時期です。
    季節によって着物の仕立て方が決まります。

    月別の着物の仕立ては次の通りです。

    着物
    5~6月・9~10月 単衣
    7~8月 薄物の単衣
    10~5月

    着物の仕立てと聞くと、決まりが多いと敬遠されがちですが、考え方は洋服の衣替えと同じです。
    暑くなれば薄い生地の服を、寒くなれば厚い生地の服を着ますよね。

    裏地のない単衣や、涼しい素材を使用した薄物の単衣は夏の暑い時期の着物です。
    裏地のある袷は、生地を2枚使っているため保温効果があり、秋から夏になる前までの時期に着ます。

    季節に合わせて快適に着るためのルールなので、平均気温が上がる近年は気にしすぎる必要はありません。
    着物を着る当日の気温や体感温度で柔軟に選びましょう。

    季節による仕立ての違いについて知りたい方はこちらの記事もどうぞ
    単衣はこちら


    袷はこちら

    同窓会に着ていく着物を用意する

    会場とドレスコード・開催時期がわかったら、着ていく着物を用意します。

    着物を用意する方法とそれぞれの必要経費は以下の通りです。

  • 手持ちの着物を着用する場合:0円~
  • 一式着物をレンタルする場合:10,000~20,000円
  • 上記に加えて着付けをお願いする場合の料金は、5,000~10,000円がかかります。
    ヘアセットやメイクも加えると上乗せされる金額は、3,000~5,000円です。

    両者の準備のポイントとともに詳しく解説します。
    手持ちの着物を着用する場合
    既に着物が手元にある場合は、基本的に追加で費用がいらないのが嬉しいポイントです。
    クリーニングやしみ抜きなどが必要な場合は見積もり次第で予算が必要になりますが、着物一式が揃っているのなら新しく買い足す必要はありません。

    もしコーディネートを変えたいのなら、それぞれの金額が予算にプラスされます。
    移動することを考えると、草履や上物(コート)も用意しておいた方がいいでしょう。

    着物や帯を買い足さなくても、帯留め(ブローチ)や半襟にこだわるのもおすすめです。
    季節感のあるものや飲み会らしいワイングラスのブローチを用いるだけでも、特別感と同窓会らしさを演出できます。


    一式着物をレンタルする場合
    一式レンタルの場合の費用は、およそ10,000〜20,000円です。
    着物の格が上になるほどレンタル料金が高くなる傾向があります。
    同窓会で格の高い訪問着を着用する場合は、15,000〜25,000円が相場です。

    プランによって付属品が異なり、上物(コート)が含まれていないケースもあるため、別途準備が必要となります。

    しかし、クリーニングなどの手入れが不要で、着たらそのまま返却すればいいのはレンタルのメリットです。
    着物が汚れてもオプションに加入しておくと追加料金不要のプランも用意されています。

    お酒の席でもある同窓会では、気を付けていても着物が汚れる可能性も。
    近年はネットで完結するレンタルプランも種類が豊富なので、着物の種類や金額だけでなく、プランやオプションなどもチェックしておきしましょう。

    【年代別】同窓会におすすめ着物

    同窓会に着ていく着物は、基本的に格式さえ守ればあとは好みで選んで問題ありません。
    年代だけでなく個人でも似合う色が変わりますので、デザインや色合わせの参考にしてください。

    20代・成人式後の同窓会

    成人式後の同窓会でお酒を飲む場合は、帯で苦しくなることもあります。
    食べ過ぎない・飲み過ぎないことが前提であれば、振袖でも問題ありません。

    成人式後ではない同窓会であれば、訪問着や付け下げ・色無地・小紋もおすすめです。
    写真は大胆な百合が目を引く着物です。
    色数を抑えたシンプルな装いから、大人の雰囲気を感じられます。
    清楚なイメージがあり若い女性にも人気の百合を、墨黒でシックにデザインされているのが素敵ですね。

    華やかなデザインの着物を着るもよし、好みに合わせてシックな着物を選ぶもよし。20代は最低限、着物の格とドレスコードを抑えれば、自由に選ぶ楽しさを味わえます。
    少し背伸びをして、落ち着いたコーディネートに挑戦してみてもよいでしょう。

    30代

    30代の同窓会では、20代よりも少し落ち着いた上品さが欲しいところ。しかし、まだまだ可愛らしい着物を選びたい気持ちもあるでしょう。

    写真は大胆なドット市松に、花を刺繍した着物です。
    落ち着いた雰囲気の中に可愛らしさもあり、華やかな印象を与えます。
    上物(コート)色を工夫して遊びたくなるようなコーディネートです。

    淡いピンクやブルーは、上品さと可愛らしさを兼ね備えたおすすめのカラーです。
    着物は小物一つで全体の雰囲気が変わります。色の数を減らし、全体を同系色でそろえてコーディネートすれば落ち着いた雰囲気に、目を引く色を帯締めや半襟に使えばまた違った印象を与えます。
    上品さの中に可愛さを潜ませられるのも着物の魅力です。

    40代

    40代の同窓会では、可愛さよりも落ち着いた着物がおすすめです。

    写真の上品な単衣の着物は、淡いブルーが涼しさと落ち着いた雰囲気を漂わせます。
    季節を先取りした秋草の丸紋も、上品な印象です。

    着物だけでなく半襟など顔周りに淡い優しい色を持ってくると、上品で落ち着いて見えます。
    帯締めや帯揚げだけを濃い色にしてアクセントにすると、全体が引き締まってぼんやりした印象にならないので、おすすめです。
    淡い色だけでなく、日本人の肌をキレイに見せてくれる藍染の着物も似合いますよ。

    もちろん、華やかなデザインの着物だからと言ってマナー違反になるわけではありません。
    ドレスコードを守って、自分の気持ちを上げるためにも好みの着物で出席しましょう。

    50代

    50代の同窓会では、落ち着いた着物の中でもシックなデザインを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

    袖や裾がグラデーションになっている着物です。色数を抑えながらも、テイストを合わせた柄使いが、着物に慣れている雰囲気を醸し出しています。
    歩いたときにちらりとのぞく八卦の芥子クリーム色がお洒落です。

    落ち着いた色柄の着物を選び、刺繍ではなく柄の半襟や帯留めなどの小物で遊び心をプラスするのもおすすめですよ。
    着物上級者の装いを目指すのなら、季節感を取り入れてみましょう。草花だけでなく、2月ならうぐいす、7月なら蛍などのモチーフが話題を作ってくれるかもしれません。

    60代

    60代の同窓会では、シックで渋めのデザインはもちろん、華やかな着物での出席も素敵です。
    しかし、シックで渋め=暗い色ではありません。黒に近い重い色よりもチャコールグレーなどの柔らかいカラーを、肌に合わせて選びたいですね。

    写真は落ち着いた雰囲気のコーディネートですが、淡い色の着物に金の帯とピンクの帯締めで華やかさをプラスしています。
    主張しすぎないようにデザインされた草花が繊細ですね。

    着物が派手かもしれないと感じても、全体の雰囲気は帯や帯揚げなどの工夫次第で変わります。
    会場の雰囲気やドレスコードから離れていなければ、多少派手でも会場が華やぎますので好みの着物で出掛けましょう。

    還暦祝いの同窓会なら「赤」

    還暦祝いの同窓会なら迷わず「赤色」がおすすめです。赤のちゃんちゃんこならぬ、赤色の着物を纏いましょう。
    参加者全員赤がドレスコードでも面白いですね。

    写真は街着にもパーティーにも対応できる着物です。
    濃いめの赤なので派手過ぎず、光沢感もあり、大人の艶っぽさを演出してくれます。
    帯や半襟などで雰囲気ががらりと変わるのも色無地の魅力です。

    一言で赤と言っても色味はさまざま。個性を出して少し変わったデザインの着物に挑戦するのも楽しいでしょう。

    同窓会におすすめのコーディネート

    持っている着物や帯によっては時代がわかってしまうケースもあります。

    「古い印象になってしまう」「時代に合っていなくて恥ずかしい」場合は、「昔の着物」に「今の帯」を合わせてみるのもおすすめです。
    帯に限らず一部のアイテムを変えるだけでも印象が変わります。

    以下のアイテムごとにご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

  • フォーマル帯
  • カジュアル帯
  • 帯締め・帯揚げ
  • 塵除けコート
  • 草履・バッグ
  • アクセサリー
  • フォーマル帯

    フォーマル帯は、訪問着など礼装に着用する格式高い帯です。
    特にかしこまった席で身に着ける袋帯は留袖や振袖に必ず使われ、金糸銀糸が使われた豪華な織物であることが多く、重厚感があります。

    写真は金糸を使った豪華な六通柄の袋帯です。
    格子が入った黄緑色に大きくデザインされた八重桜が、華やかさと上品さを感じさせます。

    しかし、豪華すぎるが故に雰囲気にそぐわない場合もあるため注意が必要です。
    着物と帯はもちろん、会場の雰囲気から離れないようにコーディネートしましょう。

    カジュアル帯

    紋なしの色無地や小紋、紬などに合わせるカジュアル帯は、同窓会に合わせて遊び心のあるデザインをチョイスするのもおすすめです。

    写真の袋帯も、鮮やかな着物姿の動物たちに遊び心が感じられます。
    列をなして踊っている姿から賑やかさが伝わり、同窓会の楽しい雰囲気にもぴったりです。

    無地系の着物なら柄やデザイン次第で雰囲気ががらりと変わる帯は、特に注目されます。
    話のきっかけにもなる帯を締めることで、時代がわかってしまう着物から視線を外せますよ。

    帯締め・帯揚げ

    着物や帯に比べたら面積が小さく見えづらい帯締めと帯揚げですが、着物を固定するだけでなく、コーディネートでも重要な役割を担います。
    差し色に使ったり、形を工夫したりと、コーディネートを考え着た人が遊べる、一番楽しい部分です。

    写真も着物や帯はブルー系でまとめていますが、帯締めと帯揚げに暖色系を使用しています。
    ぼんやりとした印象になるのを避け、全体を引き締めてくれるコーディネートです。

    カジュアルにまとめるなら、ちらりとのぞくレースの帯揚げも可愛いですよ。

    どんな着物や帯にも合わせやすいシンプルで発色のよいこちらの帯締めは、カラーも豊富でコーディネートのアクセントにも使用できます。
    着物や帯より比較的安く購入できますので、いくつか用意しておいてもよいでしょう。

    塵除けコート

    寒い冬は防寒の意味でコートを着ますが、着物や帯を塵などから守ってくれる塵除けコートは、春から秋の同窓会でも用意しておきたいアイテムです。

    小紋や紬なら羽織でOK。洋服で言うとカーディガン感覚なので、部屋の中でも着たまま同窓会に出席できます。
    羽織はフォーマルな着物には着られないため、色無地・付け下げ・訪問着なら道中着がおすすめです。

    塵除けコートは着物の上から着るものなので、手持ちの着物や帯に加えてさらにコーディネートにこだわりが出せます。

    レースの風合いが上品な薄物コート地です。透ける生地なので、通気性もよく、梅雨や初夏にも活躍します。
    着物や帯がうっすらと透けて見えるため、装いの邪魔もせず引き立ててくれる軽やかなコートです。

    最近は和洋兼用で着られるポンチョコートもありますので、好みに合わせて選んでみましょう。

    草履・バッグ

    着物でも、草履やバッグ選びは着こなしの重要なポイントです。

    バッグはホテルであればクロークに預けるケースが多いですが、他に会場内で持ち運べる小ぶりなハンドバッグを用意しましょう。

    写真はパールの刺繍バッグです。
    小ぶりで上品なバッグはドレスはもちろん、がま口のアンティークな雰囲気が着物に合わせても違和感なく持てます。

    最近は洋服とも兼用できるようなバッグも種類が豊富です。
    着物なら和装用バッグと決めつけず、自由な発想で選びましょう。

    形がほぼ同じ草履はバッグほどバリエーションがありませんが、長時間の移動や立食パーティーであれば、履き心地は重要なポイントです。
    特に普段履きなれていない場合は、靴と同じく質にこだわって草履を選びましょう。

    アクセサリー

    着物にアクセサリーはタブーと聞いた方も多いかもしれません。
    しかし、着物を着る場面によってアクセサリーが可能なケースもあります。

    結婚式などの式典ほどフォーマルではない同窓会では、格式高い会場でない限り、アクセサリーも自由につけても問題はないでしょう。

    着物にも合わせやすい以下のアクセサリー別に詳しくご紹介します。

  • ピアス・イヤリング
  • 帯留め・ブローチ
  • 懐中時計
  • ピアス・イヤリング

    着物にピアスやイヤリングを合わせるのなら、無難なのはパール系や宝石系で上品なものです。
    写真はフォーマルな席はもちろん、カジュアルにも合わせやすい真珠のピアス。
    程よい存在感のある大きさが、着物でも上品さを醸し出しています。

    昔はピアスやイヤリングがなく着物に合わせる習慣がなかったため、着物にピアスはマナーがなっていないという方も多いのが現状です。
    しかし、明確なルールはないため、デザインに気を付ければおしゃれを楽しんでも問題ありません。

    一般的に着物を傷つける恐れのある揺れるピアスやイヤリングは避け、小ぶりのものがおすすめです。
    カジュアルな小紋や紬であればもっと自由なので、好みのものを身につけましょう。

    帯留め・ブローチ

    着物姿のちょうど真ん中に位置する帯留めは、目を引くおしゃれアイテムです。

    帯留めにもカジュアルとフォーマルがありますが、同窓会の席は比較的自由。
    宝石やパールなど高級感のあるものでも、陶器や木製、ガラス製などのカジュアルな帯留めを選んでも問題ありません。
    季節感やテーマのあるものをチョイスして、装いにアクセントをつけましょう。

    帯留めを新しく買い足さなくても、手持ちのブローチを帯留めとして使用できる専用小物がおすすめです。

    こちらの留め金具を使えば、洋服用のブローチも帯留めに変身。
    ブローチのピンに金具を通すだけと使用方法もとても簡単なので、お気に入りのブローチをつけられます。

    遊び心を加えた帯留めやお気に入りのブローチで個性を出すと、より華やかなコーディネートになりますよ。

    懐中時計

    着物の袖口を傷める原因にもなるので、腕時計は避けたほうがよいでしょう。
    代わりに根付にもなる懐中時計がおすすめです。

    懐中時計は、今もなお世界中で愛されているアイテム。
    古くからフォーマルな場面に使用されてきたため、重厚感と気品のあるデザインが多く見られます。

    使い方はとても簡単で、着物の帯にすっと入れるだけ。
    スマートに出し入れできるか心配な方は、バッグのチャームにしてもおしゃれです。
    使用している人が少ないからこそ、個性を出せるでしょう。

    着物で食事をする際の所作と注意点

    同窓会は食事の席である場合が多いため、特に注意したいのが所作です。
    所作にはその人の人格やあり方が表れると言われています。

    着なれない着物での食事は洋服との違いから、思わぬ失敗をして着物を汚し、せっかくの同窓会が悲しい思い出になってしまうことも。

    着物で食事をする場合の所作と注意点をまとめましたので、ぜひ着物姿だけでなく所作まで美しい女性を目指しましょう。

  • 料理の取り分け時は袂に注意
  • 食事の際はハンカチクリップがおすすめ
  • 着席する場合は帯が潰れないよう背筋を伸ばす
  • 料理の取り分け時は袂に注意

    食事中に特に気を付けたいのが、洋服にはない袖です。着物は思っているよりも袖が長いため、着慣れていない人は特に注意しましょう。

    手を伸ばす場面では、必ず反対の手で袖口付近をおさえます。
    知らないうちに袂(たもと)がテーブルの料理に触れ汚してしまうだけでなく、コップをひっかけて倒す恐れもあります。
    遠くの料理を取るのであれば、スタッフや近くの人に頼むのもおすすめです。

    どうしても手を伸ばさざるを得ない場合でも、腕を見せないのが美しい所作です。肘までむき出しにならないように気を付けましょう。

    食事の際はハンカチクリップがおすすめ

    せっかくの同窓会、着物に注意しながらでは会話も料理も楽しめませんよね。
    着物で食事をする際は、襟元や帯周り、上前が特に汚れやすい箇所です。
    ハンカチクリップや袂クリップなどと呼ばれる、両端にクリップがついたひも状のアイテムがおすすめです。

    クリップをハンカチやナプキンに挟み、首からかけて使用すれば食べこぼしで着物が汚れるのを防げます。
    袖が汚れるのを防ぎたい場合は、両袖をクリップで留めてお太鼓に通せば袂クリップにもなる人気グッズです。

    同窓会を終え帰宅した後も、汚れがないか重点的にチェックをし、汚れが見つかったらなるべく早めにクリーニングへ出しましょう。

    着物のお手入れに関する記事は、こちらもご覧ください。

    着席する場合は帯が潰れないよう背筋を伸ばす

    着物を着た時、いつも通りに座ってしまうと着崩れの原因にもなってしまうため、着席時も注意が必要です。

    着物だと帯の結び部分が背中にあるため、背もたれに寄りかかってしまうと帯が潰れてしまいます。
    椅子の前側1/2になるよう浅めに腰かけ、帯とテーブルの間にはこぶし1つ分のスペースがある状態をキープしましょう。

    姿勢を正してずっと座ることが苦手な人は「観劇枕」がおすすめです。

    背もたれを使って体重をかけても、写真の帯枕が元の形に戻してくれます。
    着物だからと気負い過ぎることなく、楽しく過ごすためのアイテムとして揃えておくと安心です。

    まとめ

    年代によっても再開した際の印象が変わる同窓会。
    ワクワクした気持ちと少しの緊張が混ざり合った中でも、素敵な1日にしたいですよね。
    事前の会場のリサーチやコーディネートをじっくり検討し、時間をかけて少しでも素敵な自分を演出しましょう。
    どんな年代でも、着物姿は会場を華やかにしてくれます。
    悩んだ場合は思い切って和装を楽しんでくださいね。