「牛首紬の特徴は何?」
「どんな帯に合わせたらいいの?」
「証紙に種類があるのはなぜ?」
石川県白山市で手作業を中心に生産されている牛首紬。美しい光沢を持ち、着心地の良さと丈夫さが特徴です。
結城紬・大島紬と並び、日本三大紬のひとつにも挙げられています(※諸説あり)。
しかし、牛首紬の名前は知っていても、特徴や歴史については詳しくないという方も多いのではないでしょうか?
同じ産地には白山紬もあり、証紙も種類があってわかりにくいですよね。
そこで今回は、牛首紬の基本情報から証紙ごとの条件、格式の違いまでまとめました。
一時は流通が絶えながらも見事復活を果たすのに尽力した2つの織元もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
▼こちらもあわせてご覧ください。
『釘抜紬』の別名を持つ牛首紬とは?
石川県白山市・白峰の旧牛首村付近で織られている牛首紬。
「釘に引っかけても釘のほうが抜けてしまうほど丈夫な紬」という意味で使われる『釘抜紬』の別名通り、強さと柔らかさを併せ持っています。
2頭の蚕が作った玉繭から糸を紡ぎ、現代でもほぼすべての工程が手作業。
先染めが多い紬では貴重な後染めの製品も生産されており、すそ野の広さから着物愛好家にも人気の高い織物です。
『牛首紬』の定義
牛首紬が認定を受けているのは、以下の4つです。
・石川県指定無形文化財
・経済産業大臣指定伝統的工芸品
・石川県牛首紬生産振興協同組合の地域団体商標
・石川県牛首紬生産振興協同組合の認定織物
各認定ごとに定められている条件を満たすと、ラベルや保証書などの証紙が商品に交付されます。
品質や生産地を保証してくれますが、それぞれの特徴や定義、条件を理解しておくと、製品を購入する際の基準となるため安心です。
ここからは、各指定条件や証紙について解説します。
石川県指定無形文化財
1979(昭和)54年に指定されたのが、生産地である石川県の指定無形文化財です。
牛首紬の製造技術を対象として、牛首紬技術保存会が認定を受けました。
指定要件は以下の通りです。
・玉繭から直接紡いだ玉糸を緯糸すべてに使用すること
・高機製織を用いて製織すること
経済産業大臣指定伝統的工芸品
1988(昭和63)年には、牛首紬は経済産業大臣より伝統的工芸品に指定されました。
指定要件は以下の通りです。
・精錬を行った糸、または先染の糸を使用し、平織りであること
・経糸には生糸、緯糸には「座繰り」によって紡いだ玉糸を使用すること
・製織の際、緯糸の打ち込みに用いるのは「手投げ杼」または「引杼」であること
・原材料は生糸、または玉糸であること
経済産業大臣から指定された産地組合で行う検査を通ると、伝統マークと呼ばれる赤い丸に「伝」のロゴが入った証紙が添付されます。
石川県牛首紬生産振興協同組合の地域団体商標
|
2007(平成19)年には、石川県牛首紬生産振興協同組合の「牛首紬」が地域団体商標として指定されました。
地域団体商標とは、地域の特産品などを示す「地名+商品名」からなる名称を保護し、地域ブランドとして商標登録される制度です。
牛首紬では、石川県旧牛首村で受け継がれてきた製法によって白山市で生産されている紬織物の帯や長着が対象となっています。
指定要件は国の伝統的工芸品とほぼ同じですが、平織りに加えて、変化組織も認められています。
牛首紬生産振興協同組合の検査に合格した製品に交付されるのは、生地の端末に「合格印」の押印と「検査合格之証」「保証書」の証紙です。
「合格印」は、赤い2重楕円の中心に「合格」と記載され、下部には検査を行った場所が明記されています。
証紙の2種類は、全体がオレンジや淡いピンクの長方形に「検査合格之証」または「保証書」と記され、製造元の名前も入っています。
石川県牛首紬生産振興協同組合の認定織物
|
石川県牛首紬生産振興協同組合では、前述の地域団体商標とは別に「認定織物」に対して証紙の交付も行っています。
指定要件は地域団体商標と同じ牛首紬の技法ですが、対象となるのは夏物となる夏牛首や夏牛首帯などです。
牛首紬生産振興協同組合の検査に合格すると、生地の端末には「合格印」の押印と、「検査合格之証」「保証書」が交付されます。
押印も証紙も、地域団体商標とデザインは同じですが、「認定織物」と記載され「牛首紬」の記載はありません。
証紙の色も地域団体商標と異なり、青みがかったグレーです。
『牛首紬』の特徴
牛首紬の特徴は、以下の通りです。
・気品さえ感じさせる美しい光沢
・丈夫でしっかりとした生地
・保温や吸湿、通気性に優れた体になじむ着やすさ
原材料である玉糸が、上記の特徴を生み出しています。
玉糸とは、2頭の蚕が作ったひとつの繭から作られる糸のことです。2つの糸が絡み合っているためとても丈夫で、ところどころに節ができます。
絹独特の光沢と着心地、そしてしなやかさと強さを併せ持つのが牛首紬です。
後染めの牛首紬もある?
|
紬の多くは、先に糸を染めてから織る「先染め」の技法が用いられていますが、牛首紬には「後染め」の織物も存在します。
後染めは、白生地として織りあげた後に染色作業を行う技法です。
同じ石川県の伝統的工芸品である「加賀友禅」の技法を施した牛首紬も生産されています。
訪問着や小紋、袋帯などの幅広い後染め製品も、牛首紬の特徴のひとつです。
※後染めの牛首紬については「『牛首紬の訪問着』の格は?」で詳しく解説します。
『白山紬』と『牛首紬』の違いは?
牛首紬と似ていて混乱しやすい紬に、白山紬があります。
もともと石川県白峰村で織られていた紬で、牛首紬と同じルーツも持つ織物です。
織りあがった生地はツヤや風合いなど似ていますが、糸と織り方に違いがあります。
工程の違い | 糸 | 織り方 |
白山紬 | 人工的に作られた機械製糸 | 力織機での機械織り |
牛首紬 | 玉繭から引き出した玉糸 | 高機での手織り |
機械による工程が入るのが白山紬、人の手で作られるのが牛首紬です。
牛首紬にも機械織りの商品が存在しますが、機械が入るのは織りの工程のみ。他は手作業で行われています。
しかし、人の手で作られる牛首紬に比べて、機械の入る白山紬の品質が劣るわけではありません。
機械織りは質が均一になるため、人の手による風合いとは異なる安定感が魅力です。特に染めを行うと生地の華やかさは牛首紬にも並びます。
手にしやすい価格帯なのも大きなポイントです。
牛首紬と同じく節がある糸を使用するため素朴な風合いも残っています。
どちらがよい悪いではなく、着心地や風合いなど自分の好みに合うものを選びましょう。
着物を専門にしている人なら触れればわかると言われている生地の違いも以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
生地の違い | 厚み | 硬さ | 触り心地 |
白山紬 | 薄い傾向 | やや硬め | さらっとしている |
牛首紬 | 厚い傾向 | 柔らかい | しっとり |
牛首紬の歴史
牛首紬は、800年以上もの歴史を持ちます。
平安時代に伝えられてから、時代の波に翻弄されつつも脈々と受け継がれ、海外に進出するまでになった牛首紬の歴史をご紹介します。
平安時代に牛首村で生まれた織物
牛首紬は、平安時代の1159年に平治の乱に敗れ、流れてきた落人の妻から機織りを伝えられたのが始まりと言われています。
山間部で農耕に適した平地が少なかった白山一帯では、養蚕は重要な収入源でした。生糸の元となる繭は販売され、売れずに残ったくず繭のうち2頭の蚕が作った「玉繭」を主に作られたのが牛首紬です。
幕府直轄の天領だった白峰地方
江戸時代に入ると、牛首紬は全国に広まるようになります。白峰地方は幕府直轄の地となり、保護推奨策も行われたためです。
明治時代に入ってからも養蚕は推奨され、需要の高まりもあって生産販売体制も徐々に確立していきました。
明治末期には全国で販売されるようになり、昭和初期まで牛首紬の生産は増加していきます。
戦後の復興と発展
昭和に入ると和服から洋服へと変化し、さらに戦争中の政策や規制によって牛首紬の生産は激減します。牛首紬は市場から姿を消し、一部の職人によって伝統技術が伝えられるのみとなってしまいました。
戦後には産地がダムに沈んでしまいますが、地域の人々の努力と熱意により見事復活を果たし、再び生産されるようになります。
伝統的工芸品認定と海外進出
再興を果たした牛首紬は2軒の織元で受け継がれ、1979年に石川県の無形文化財、1988年には国の伝統的工芸品にも認定されました。
現代では日本を飛び出し、世界にも活躍の場を広げています。
織元のひとつである白山工房では、ドレスなどにも対応できる通常の3倍以上の幅の反物を生産。牛首紬が誇る技術で紡いだ糸で織られた生地は、世界のファッション・アパレル業界から高い評価を得て、2011年・2012年にはパリコレに採用されました。
イタリアやスイスなど世界各国で開催されている見本市にも出品し、高級ブランドの服やグッズに使われ、世界中の人々に愛される製品になっています。
牛首紬の製造工程
「伝統的工芸品」に指定される牛首紬は、大きく分けて14もの工程を経て生産されています。
1.まゆより
2.煮繭(しゃけん)
3.座繰製糸
4.くだ巻き
5.八丁撚糸
6.精錬
7.糸叩き(糸はたき)
8.染色(先染めの場合)
9.糊付け
10.糸繰り
11.整経
12.機掛け
13.くだ巻き
14.製織
牛首紬で特に特徴となる工程は「座繰製糸」と「糸叩き(糸はたき)」です。織りあがった生地の風合いや出来を左右する最も重要な工程とされています。
工程はすべて手作業が基本。昔と変わらぬ工法を守り、職人技によって丁寧に生み出されている牛首紬の工程を簡単にご紹介します。
▼牛首紬の工程を動画でわかりやすく紹介しています。
まゆより
牛首紬は、まず材料となる繭から糸を作る作業から始まります。
最初の工程は漢字で「繭選り」と書く通り、繭をひとつずつ選別する作業です。熟練の職人が、糸にするのが難しい繭を取り除いていきます。
煮繭
職人によって選別された玉繭は、糸がほぐれやすくなるようにお湯で煮ておきます。
座繰製糸
座繰製糸は、お湯に浮かべたままの玉繭から糸を紡ぐ伝統的な製法です。「のべひき」とも呼ばれ、約83℃の微沸騰させた状態から、経糸は単体の繭約80個、緯糸は玉繭約60個から1本の糸を紡ぎます。
牛首紬で使用される玉繭は2頭の蚕が出した糸が絡み合っているため、機械を使った製糸ができません。
太さを揃え、ムラのない糸を紡ぐためには、職人の技術と長年の経験が必要となります。織りあがった反物の風合いも左右するため、製造工程の中でも最も重要とされる工程です。
くだ巻き
くだ巻きは、座繰製糸で引き出した糸を、木製のくだに巻き取っていく工程です。
かつては手作業での巻き取りでしたが、現在はくだ巻き機によって行われています。
八丁撚糸
八丁撚糸は、糸に撚りをかけていく工程です。
座繰製糸から一度も乾燥させることなく撚りをかけることによって、良い糸に仕上がります。
精錬
精錬とは、糸についた汚れやいらない物を取り除く工程です。
石けんや重曹などを使用して大釜で煮た後、水洗いで余分な石けんなどを落とし、脱水します。
絹が本来持つふっくらとした触感や光沢を生み出す重要な工程です。
糸叩き(糸はたき)
1本1本の糸を何度も叩く糸叩きは、牛首紬独自の工程です。精錬を終えた糸を叩いて空気を含ませると同時に、蚕が吐いたときにできるうねりを正し、糸の配列を整えていきます。
何度も繰り返すことで、ふんわりとした感触の糸が生まれます。
染色(先染めの場合)
先染めの牛首紬は、糸叩きの後に染色の工程が入ります。
かつて家庭でも一般的に行われてきた植物による染色は、現在ではわずかとなってしまいました。しかし、退色を防ぐ目的で化学染料が使用されている中でも、藍染やくろゆり染めなどの伝統的な染色法は現在でも守られています。
糊付け
染色を終えると、経糸は保護のため糊付けを行います。糸の毛羽立ちを抑え、製織までの工程を行いやすくするためです。
米粉を煮込んで作った糊を、手作業で丁寧に付けていきます。
糸繰り
染色と糊付けを終えた糸は、経糸緯糸ともに小枠に巻き取ります。
整経
整経とは、織りあげる生地に合わせて必要な経糸の本数と長さを測り、配列させる工程です。糸繰りで糸を巻き取った小枠を50個ほど並べ、整経台の大枠に巻き取っていきます。
牛首紬の経糸に使用する糸は約900〜1200本。糸がゆるまないよう、一定の張りを保ちながら慎重に巻き取ります。
機掛け
機掛けは製織のために、糸を機織り機に通していく作業です。
機織り機の「綜絖(そうこう)」と呼ばれる部分に筬を取り付け、上下1本ずつを1組に糸を通していきます。
くだ巻き
糸繰りで小枠に巻き取った緯糸を、製織に使用する小さな管に巻き取る工程です。
織っている最中に管から抜けないよう糸の張りを調整しながら、管全体に平均して巻きつけていきます。
機織りで緯糸を通すための道具「杼(ひ)」の中に入れておき、製織の準備は完了です。
製織
いよいよ生地を織る工程です。
機織り機に通した上下の経糸を両足交互の足踏みで動かし、杼を左右に渡して緯糸を打ち込んでいきます。
特に手機で製織を行うと、織り手の打ち込む力加減やタイミングのズレで品質にばらつきが出てしまいます。
時間をかけて身体で体得した職人の熟練の技と根気、そして集中力が求められる作業です。
作業中は常に反物の表面をチェックし、両手・両足の力加減やタイミングを合わせて丁寧に織られていきます。
最後に組合などで品質検査などを受ければ、牛首紬の完成です。
2社のみ!牛首紬の生産工房
2023年11月現在、牛首紬を生産する織元は以下の2社のみです。
・加藤手織牛首つむぎ(加藤織業場)
・白山工房
伝統を守り続ける2社の特徴を、証紙の違いとともにご紹介します。
『加藤改石』で有名な加藤手織牛首つむぎ
加藤手織牛首つむぎは、昔と変わらない工法・全工程手作業を守る白生地専門の織元です。
戦中戦後の動乱期に牛首紬の生産が縮小し、多くの生産者が姿を消す中、家族経営で細々と生産を続け、製法を伝え続けた織元としても知られています。
特に前代表である加藤改石さんは、牛首紬の再興に尽力した人物として有名です
※2022年にお亡くなりになりました
加藤手織牛首つむぎの商品には、石の上に山が乗ったマークが入っています。組合で発行される証紙に記されているのも同じマークです。
2014年4月に加藤織業場から社名が変更されたため証紙は2種類ありますが、「石」のマークに変更はありません。
白山工房
白山工房は、土木事業などを行う株式会社西山産業の繊維部門です。
牛首紬が存続の危機にあることを知り、地元の伝統産業を残していきたいとの強い想いから新たに参入しました。
当初はすべて手織りで生産していましたが、技術継承の難しさや手間の多さから一部を除き力織機を導入して生産しています。
白山工房の商品には牛の角に似たマークが入っています。組合で発行される証紙に入っているのも、同じマークです。
牛首紬に合う帯と格
帯合わせによって雰囲気や表情が全く異なるのが着物の魅力ですが、TPOに合わせて格式を意識しなければならないため、どんな帯を合わせたらよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここからは牛首紬の格と、おすすめの帯合わせについて紹介します。
▼詳しい帯の種類や格についてはこちらの記事をご覧ください
先染めの紬はカジュアルな着物
|
基本的に先染めの紬は普段着に分類されています。カジュアルな着物なので、結婚式などのあらたまったシーンでの着用には向きません。友人との気軽なランチや観劇などで活躍してくれる着物です。
先染めの牛首紬におすすめの帯を以下にまとめました。
・染めの名古屋帯
・紬地や織の帯
「織の着物には染の帯」という有名な言葉があるように、牛首紬の雰囲気には染の名古屋帯が最もおすすめです。
紬地や博多織など織の帯なら、気取らない着こなしができます。
しかし、金糸や銀糸などが入っていないものを選びましょう。
『牛首紬の訪問着』の格は?
|
後染めの牛首紬には、訪問着に仕立てられた着物も存在します。
格式上ではフォーマル・準礼装にあたりますが、牛首紬の訪問着はその立ち位置がはっきりしていません。
本来、紬は野良着として使用されてきた歴史があるためです。フォーマルな柄であったとしても、礼装には向かないという意見もあります。
広げると1枚の絵のような柄が入っている訪問着は、結婚式などで多く着用されている着物です。しかし、礼装を求められるシーンでは、出席者の誰から見てもふさわしい装いを心がけるためにも、牛首紬は避けたほうがよいでしょう。
▼訪問着に関してはこちらで解説しています。
牛首紬地の帯とは?
|
牛首紬の帯とは、牛首紬の生地から作られた帯のことです。袋帯のほか夏帯も作られています。
織りの帯は締めやすくずれにくいので、初心者にもおすすめです。
ただ、紬の帯は礼装には向かないため、紬や小紋に合わせて楽しみましょう。
|
先染の他、紅型の技法などを施した後染めの帯も販売されています。
白い牛首紬の生地は、使用された技法によって表情が異なるので、着物に合わせて楽しんでくださいね。
▼紅型に関してはこちらの記事もあわせてご覧ください。
牛首紬の工房見学や体験はできる?
牛首紬を生産する2つの織元では、工房見学や体験を受け付けています。
すべて手作業による工程を直接見られるだけでなく、作業の難しさも体験できますのでぜひ訪れてみてください。
※記載内容はすべて2023年11月現在の情報です。
白山工房
織元のひとつ白山工房では、以下3つのコースを受け付けています。
・はた織り体験
・つまみ細工体験
・工場見学
はた織り体験は、本格的な手機を使用してコースターを作るコースです。
つまみ細工体験では、牛首紬の生地を使用してマグネットやキーホルダーなどオリジナルグッズが作れます。
対象年齢ははた織りが小学生以上、つまみ細工は中学生以上となっていますが、保護者の方の補助があれば対象年齢未満でも体験可能です。
工場では、繭から糸を紡ぐ工程からはた織りまで、牛首紬ができるまでを順番に見学できます。
見学・体験は完全予約制となっていますので、希望日の前月25日までに予約をしてから訪れましょう。
▼施設概要
住所 | 石川県白山市白峰ヌ17 Googleマップはこちら |
アクセス | 【車】 ・金沢市内から車で約70分 ・北陸自動車道:白山IC・小松ICから金沢西IC・福井北ICから約70分 【電車・バス】 JR金沢駅から北鉄白山バス白峰線に乗車、「桑島温泉」停留所下車(約2時間)、徒歩30分 |
入場料 | 大人:400円 小人:250円 団体(15人以上):大人350円、小人200円 ※未就学児は無料 |
体験料金 | ・はた織り体験:500円 追加でコースター1枚につき+300円 ・つまみ細工体験:マグネット/800円、キーホルダー・ブローチ・ブートニエール/各1,000円 |
営業時間 | 9:00~17:00 ※体験は15:00まで ※12:00~13:00はお昼休憩 |
休館日 | 土日、不定休 12~4月までの冬季、年末年始、お盆など ※都合により休館する場合があるため、公式サイトにて要確認 |
電話番号 | 076-273-2400(予約窓口) |
FAX | 076-273-4414(予約窓口) |
注意事項 | ・完全予約制。来館する月の前月25日までに要予約。 予約は電話・FAX・公式サイトから可能。 キャンセルは3日前までに要連絡。 ・無料駐車場あり(10台) |
加藤手織牛首つむぎ
加藤手織牛首つむぎで受け付けているのは工場見学です。受け継がれてきた工程すべてを公開しています。
▼施設概要
住所 | 石川県白山市桑島イ1番地26 Googleマップはこちら |
アクセス | 【車】 ・金沢市内から約80分 ・白山ICから国道157号線を南へ約80分 【バス】 JR金沢駅から北鉄白山バス白峰線に乗車、「桑島温泉」停留所下車(約2時間)、徒歩1分 |
営業時間 | 8:00~16:00 |
休館日 | ― |
電話番号 | 076-259-2736 |
注意事項 | 要予約。公式サイトのお問い合わせから連絡を。 |
まとめ
石川県の無形文化財であり、国の伝統的工芸品でもある牛首紬。
丈夫さとなめらかさを併せ持ち、気品のある光沢感と風合いから着物愛好家の人気も高い織物です。
一時は市場から姿を消しながらも、地元の方々の熱い想いで復活。800年以上もの歴史ある伝統技術が現代にまで受け継がれ、今も2つの織元で生産を続けています。
先染めと後染め両方が楽しめる牛首紬の着物や帯を身にまとい、職人の丁寧な手仕事や歴史の重みを感じてみませんか?